最初の記事をどうしようか考えたんですが、貸借対照表(B/S)について書きたいと思います。
この言葉は会社でよく出る言葉ですので、聞いたことがある人も多いと思います。
『B/S』、『P/L』、この2つは経理の基本として、また会社の状況を知るための基本情報として
大変重要です。
『B/S』 は 『貸借対照表』
『P/L』 は 『損益計算書』
といいます。
貸借対照表(B/S)って?
ここでは、B/Sについての記事になります。
B/Sは企業の資産や負債、資本などそのような数値がどのような状況にあるかをまとめた表です。
表は大きく分けて、左側と右側に分かれます。
通常の経営状態でしたら、が『資産』、右側が『負債』と『資本』になります。
『資産』っていうのは、現金であったり、掛けの金額であったり、手形であったり、また土地や機械などの
固定資産などがそれにあてはまります。
表の上からの並びの順序は、換金性の高いものから並んでいます。
『負債』はその名の通り、借金です。
掛けで仕入れた金額であったり、まだ支払ってないお金、未払いの手形などがそれに当てはまります。
最後にあるのが『資本』です。
この資本、資本金という名前が一番有名ですが、起業した時の出資金や、繰り越してきている利益など
がここに当てはまります。
この資本のみ、B/S表上で左側に来ることがあります。
どういうことかというと、資産を80、負債が100のような場合を想像してみてください。
このB/S(バランスシート)、名前の通り、左右の金額がイコールになるようにできています。
そのため、先の例の場合、お金やお金に近い価値があるものすべて集めても80しかなく、
それに対して、払わないといけないお金が100あることを表しています。
これの左右を合わせようと思うと、左側に『資本』として、20を入れないといけません。
この資本が左側に来ることを『債務超過』といいます。
この状態でも倒産にはなりませんが、経営状態としては厳しい状態となっていることを表しています。
B/Sは借入(負債)や、出資金(資本)などの『資金の調達源泉』から、どのような形で資金が使われているか(資産)を表しており、企業の 安全性 を見ることができます。