前回で貸借対照表上の科目について、簡単ではありますが説明を
させていただきました。
これで貸借対照表についてはある程度イメージができるようになったかと思います。
本日は、損益計算書(P/L)科目のうち収益についての科目を説明したいと思います。
収益項目の勘定科目について
損益計算書は企業の文字通り、企業の一定期間の経営状態を表すものです。
そのため、売上にかかわることと、経費にかかるものが出てきます。
その差額が一定期間の損益(利益)になるということです。
ここではその利益について、どのような科目があるか見ていきましょう。
- 売上高・・・販売やサービスの提供など、主要な営業活動から生じる収益です。
- 雑収入・・・収益のうち少額で重要性が低い項目を処理する際に用いられます。
- 受取利息・・・銀行への預貯金の利息、他社への貸付の利息等
- 受取配当金・・・株式の配当金など
- 固定資産売却益・・・車や建物などの売却した際に、帳簿価格との差額で得た収益
- 為替差益・・・外国取引の際、為替の差で得た利益
- その他内容としては、有価証券売却益、売上値引、仕入割引、売上割戻しなどがあります。
このように科目を見るだけでも、収益に関わることだとわかるものが多いと思います。
一部わかりにくい、値引きや、割引、割戻しなどがあります。
これについても、簡単に説明をしたいと思います。
- 値引き・・・商品の破損や、納期遅延などの際に使用されます。
- 割引き・・・代金の支払いを期日前に支払うことにより、その金利分を割引してもらった際に使用
- 割戻し・・・大量に購入してもらったことに対する、リベートを表すときに使用
内容としてはわかりにくいかもしれませんが、これについても今後、実例を用いながら、
説明をする機会を設けたいと思います。