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減価償却費の記載方法である直接法と間接法とは?

投稿日:2015年7月15日 更新日:

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直接法と間接法、これは減価償却費のやり方についての項目ではありません。

これは、帳簿にどのように記帳するかについてを表したものです。

この記帳方法について見ていきましょう。

 

直接法について

 

直接法とはどういうことかというと、減価償却した分がそのまま資産勘定の償却資産から減少していく記帳方法です。

どういうことかというと、

車両1,000,000円を現金で購入しました。

車両 1,000,000 / 現金 1,000,000

現金が減り、車両というものが資産項目に計上されます。

 

当期の車両分の減価償却費は50,000円でした。

減価償却費 50,000 / 車両 50,000

 

この時点のB/Sは、
車両 950,000
となっています。

 

このように購入した資産を直接減らしていく記帳方法を直接法といいます。

 

この直接法ですが、特徴がわかりますか?

この直接法、直接資産を減らしていくため、帳簿価格がその資産の簿価価格になります。

そのため、資産の簿価はすぐに見ることができます。

ですが、何年か経って、車両をいくらで買ったかを確認しようとしても取得金額がすぐにわからないとい

うデメリットもあります。

 

間接法とは、

 

先ほどの直接法では資産がなくなっていくので、最初の取得金額がわからないということがありました。

これに対して、間接法とはどのようなものか?

これも先ほどと同じ例にて説明を致します。

 

車両1,000,000円を現金で購入しました。

車両 1,000,000 / 現金 1,000,000

ここの計上は変わりません。現金が減り、資産である車両が増えます。

 

当期の車両分の減価償却費は50,000円でした。

減価償却費 50,000 / 減価償却累計額 50,000

 

ここで、『減価償却累計額』という間接科目をおきます。この間接科目をおくことで資産の数字をそのままにして償却をすることができます。

さきほどの直接法のデメリットであった、取得金額は帳簿の価格なので、そのまま見ればわかります。
ですが、間接法の場合、簿価価格を求める際、

資産の帳簿価格 - 減価償却累計額

をしないと求めることができません。

 

このように、直接法、間接法ともにメリットとデメリットがあります。

これについても、記帳方法とともに覚えていてください。

 

まとめ

 

直接法、間接法これは実務で問題にはならないと思います。
特に途中で変えたりはしないはずですから、最初に認識しておけば問題なく理解できると思います。

 

これがややこしいのは、やはり試験問題の時です。
試験問題の時、易しい問題だと、直接法か間接法かの記述があると思いますが、実際は、問題に与えられている勘定科目から見抜く必要があることが多いです。

 

どういうことかというと、何年か償却が終わっている状態で問題は出されると思うのですが、その際、減価償却累計額という勘定科目があるかないかで、直接法か間接法かを見抜かないといけないということです。

 

ここで、減価償却累計額があれば間接法とすぐわかり、その後も解きやすいのですが、一番厄介なのは直接法である時です。

 

というのは、問題で与えられている資産科目にある償却資産は何年か償却されて減っている数字になっているからです。つまり、問題を解くためにはまず逆算をして取得金額を算出しないといけません。

 

どうですか?
イメージがわくでしょうか?
こればっかりは問題を解いたりしないとわからないと思います。
ですが、順番に追っていけば必ず答えは導き出せるので、落ち着いて考えるようにしてください。

 

-簿記2級, 簿記3級, 経理・簿記

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