Warning: Use of undefined constant WPLANG - assumed 'WPLANG' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/ai12141227/mijyukeiri.com/public_html/wp/wp-content/plugins/head-cleaner/head-cleaner.php on line 270

みじゅの経理・簿記奮闘記

初めての経理・簿記を自身の体験から解説するサイトです

勘定科目 経理・簿記

いろいろな勘定科目 (立替金・仮払金・仮受金・預り金・前払金・前払費用)

投稿日:2015年7月18日 更新日:

Pocket

a0002_010998

いろいろな勘定科目のうち、似たようなものを集めてみました。

じっくり考えるとわかると思いますが、最初はよくわからなかったり、迷うこともあると思います。

ここでまとめて確認していきましょう。

 

立替金と仮払金

 

この二つの勘定科目、どちらもお金を何らかの理由で払っているのは同じです。

そのお金の払う事由により、二つの勘定科目は明確に違うものを意味しています。

 

立替金とは

 

立替金は本来他の人が支払わないといけないお金を、会社が代わりに支払った時に使う勘定科目です。

そのため、その性質上、立替え払いをした相手への債権になります。

しかしながら、一時的な性格のため、利息の収受は行わないことになっています。

 

仮払金とは

 

現金や小切手など実際に支払った代金を一時的に処理する為に使用する勘定科目です。

実務では、

  • 科目名、金額が確定していない支払金額
  • 出張費や営業経費など、概算で渡す金額

このような時に仮払金は用いられます。

 

 

 

仮受金と預り金

 

こちらも会社が何らかの事由でお金を預かっている事実には変わりはありませんが、内容は全く違うものとなっています。

 

仮受金とは

 

お金の入金はあるが、その入金事由などが不明の場合、勘定科目を指定することができません。

そんな際に、一時的に使用する科目を仮受金といいます。

 

たとえば、

銀行に100,000円の入金があったが、入金事由は不明である。

普通預金 100,000  仮受金 100,000

後日、このお金が売掛代金の振込であることがわかった。

仮受金 100,000  売掛金 100,000

このような処理になります。

 

預り金とは

 

預り金とは従業員や、、取引先から預かったお金であるが、後日預かったものに返金するか、預かったものの代わりに第三者に対して支払うべきもので、預かり期間が1年以内のものを言います。

1年を超す場合は、『長期預り金』を使用します。

主に、給与から天引きされる社会保険料や、源泉所得税などを会社が仕訳をきるときに用いられます。

 

たとえば、

給与200,000円のうち源泉所得税10,000円を天引きして、現金で支払った。

無題1111

預かっていた源泉所得税を現金で納付した。

預り金 10,000 現金 10,000

となります。

 

 

前払金と前払費用

 

こちらもよく質問される事由になります。

先ほどまでと違って少し内容が違うように感じますが、こちらも混同しやすい科目になりますので、ここで整理してみてください。

 

前払金とは

 

商品やサービスを受ける前に支払った代金の事をいいます。別の名前で『前渡金』とも言いますが、どちらも同じ意味で、手付金に相当する代金の事をいいます。

 

たとえば、

仕入の前払金として10,000円現金で支払った。

前払金 10,000  現金 10,000

仕入50,000円が届き、前払い分を除いた金額を現金で支払った。

無題11111

このような仕訳になります。

前払費用とは

 

契約に基づいて、継続的なサービスを受ける場合に支払った代金のうち、未完了の対価に対して処理するための勘定になります。

これは決算時にきちんとした費用を計上する為に用いられた勘定科目になります。

 

例をあげて説明すると、

6月に地代家賃1年分、12,000円を現金で支払った。 (6月の仕訳)
(契約期間 6月~翌年5月の1年間)

地代家賃 12,000 現金 12,000

当社の決算は3月末であり、前払費用を計上する。 (決算時の仕訳)

前払費用 2,000 地代家賃 2,000

無題5555

このように決算時に翌期の費用を経費から資産科目に振替える際に使う勘定科目です。

 

まとめ

 

3つのカテゴリで勘定科目を確認してきました。

1つ1つ使用する場面は違います。その科目の内容について、はじめはわかりづらいかもしれません。

その時はゆっくりとここで上げた各勘定科目の特徴を思い出してみてください。

ここで出てきた勘定科目は日常でも、試験でも必ず出てくる勘定科目になりますので、しっかりとその意味を理解して頑張ってくださいね。

 

-勘定科目, 経理・簿記

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

生産高比例法と級数法について

減価償却はほとんどの場合、定額法と定率法が用いられます。 でもそれ以外にも何種類かの減価償却の方法があります。 ここでは、その方法について説明をしたいと思います。   生産高比例法について …

平成30年度 給与所得者の扶養控除等(異動)申告書の書き方の基本解説

平成30年度の扶養控除等(異動)申告書の書き方について書いていこうと思います。 扶養控除等(異動)申告書は、その年の最初の給料の支払いを受ける日の前日、もしくは入社後最初の給料の支払いを受ける前日まで …

小切手と手形について、何が違って、どんな処理をするの?(手形編)

商取引で使用される手形について見ていこう。 手形と小切手の大きな違い、それは小切手が即、資金化できるのに対して、手形は資金化できるまでの期日があること。 その特性ゆえに、期日が先の手形を金融証券として …

減価償却費の記載方法である直接法と間接法とは?

直接法と間接法、これは減価償却費のやり方についての項目ではありません。 これは、帳簿にどのように記帳するかについてを表したものです。 この記帳方法について見ていきましょう。   直接法につい …

勘定科目について見ていこう(資産編)

実際に、簿記の仕訳をする前に、たくさんある区分した名称 (勘定科目) のうちの 主だったものをこれからしばらく説明します。   以前に貸借対照表の時にもお話ししましたが、表の順番として、 資 …

カテゴリー

スポンサードリンク